リングピロー・ジュエリーケース

ハワイアンジュエリーのモチーフには、一つ一つ意味があります。

中でも羽（フェザー）がモチーフとなったハワイアンジュエリーは、特別な意味を持っていることから注目されています。

ここでは、ハワイアンジュエリーの羽（フェザー）モチーフについてお話ししましょう。

羽（フェザー）モチーフの意味とは

羽（フェザー）は、「飛躍」や「運気上昇」という意味を持っています。

鳥が空に飛び立つ様子から、「自分の力や運勢を引き上げる力がある」と捉えられているためです。

また、羽ばたきの起こした風がもたらしてくれるものとして、「変化」や「出会い」などの意味も込められています。

このことから、羽（フェザー）モチーフのハワイアンジュエリーは、もっと成長をしたい人や、誰かとの出会いを求める人、あるいは恋人との関係に良い変化をもたらしたいと考えている人に向いています。

叶えたい夢や目標などがある人にも、羽（フェザー）は心強い味方になってくれるはずです。

プレゼントに羽（フェザー）モチーフがおすすめの理由

ハワイ州は現在、アメリカ合衆国50番目の州に数えられています。

アメリカ大陸の先住民であるネイティブアメリカンには、友情の印として羽を贈る習慣がありました。

そのため、羽のアクセサリーを身に着けることは、「信頼を受け入れる意思表示」や「真実の友情を得た証」になるといわれています。

友人へのプレゼントはもちろん、ペアアクセサリーとしてもぴったりです。

また、羽は、ネイティブアメリカンにとって勲章の意味合いもあります。

彼らの被る「ウォーボンネット」と呼ばれる飾りには、勲章として贈られた羽が挿されています。

そのため、羽が多い人ほど、勇敢で優秀な戦士だったといわれているのです。

勇敢さや、優秀さを称える意味でプレゼントしても良いかもしれません。

羽（フェザー）は鷹（タカ）がモデルに

一般的に羽（フェザー）モチーフは、鷹（タカ）がモデルになっていると言われています。

神様に近い生物とされており、神様へ人間の思いを伝えてくれると信じられてきたためです。

鷹（タカ）は空高く飛び、多くのものを目に映します。

多角的で広い視野と知識を備えるため、鷹は鳥類のリーダーとして「自由」「英知」などを象徴します。

そこから、羽（フェザー）モチーフとして当てはまるとされたのでしょう。

ハワイには、イオと呼ばれる鷹（タカ）が生息しています。

イオの祖先となる鳥は、ハワイの人々の祖先であるポリネシア人がハワイ諸島に辿り着く前に、既にハワイ諸島で暮らしていたといわれています。

ハワイと羽（フェザー）のつながり

ハワイでは、神の住まう場所を「ヴァオラニ(wao lani)」と呼びます。

特に山頂や空など、人が住めない高い場所を指し、人が住む場所は「ヴァオ　カナカ(wao kanaka)」と呼び分けました。

しかし、鳥は人が住む「ヴァオ　カナカ」より高いところに住み、神の住まう「ヴァオ　ラニ」へと容易に羽ばたいていきます。

そのため、鳥はマナ（超自然の力）が宿った特別な生き物だと考えられてきたのです。

クーというハワイ神も、鷹（タカ）がその化身だと信じられており、その羽は特別なものとして扱われてきました。

1778年には、海軍士官のジェームズ・クックがハワイに訪れています。

そのとき、ハワイの王族は鳥の羽で作られた衣服（ケープやマント、ヘルメット、フェザーレイなど）を身に着けていたとされています。

羽毛で作られた「アウフラ」や「マヒオレ」と呼ばれる帽子は特別で、王族しか身に着けることが許されませんでした。

このことからも、鳥の羽はハワイ文化の象徴的なモチーフの一つだったことがうかがえます。